新社会人のように

桜満開に映える石川門
桜満開に映える石川門

桜の時期の兼六園周辺は、表参道のような人混みと外国人多さにビックリです。

 

新社会人の皆さんもスタートして一週間が経とうとしています。私の新社会人生活はどうだったかを振り返ると、営業であちこち歩き回っていました。成人式も横目に、営業と囲碁浸けだったことを思い出すと、ちょっとつらいですね。

今の囲碁サロン経営は・・

結局、お客様とのお手合わせは実行にすぎず、その以前の行動と、実行の2倍3倍の時間が一番の元となるのです。「営業に始まり、営業に終わる」ということです。単なるハガキ一枚の案内で、大会や碁会や温泉碁会などにお客様は足を運んでくれません。囲碁以外のお付き合いや、日頃のお電話、地域のお世話、ときにはおせっかい、、 そこでやっと、来ていただくための案内の文章を考え、考え、印刷して切手を貼って、お願いしますとポストに投函する。この作業を30年もしてきたんだと、最近しみじみ思います。

この作業をできるプロ棋士の先生は一人もいないだろうと、それだけが心の支えかもしれません。(たぶん想像つかない世界だと思います)

例えば妹が来て5時間の指導碁会を開催する時には、最低10時間以上は準備に費やします。

 こんなことを申すのも「囲碁だけでいい生活やね」とか「商売敵が少ないしね」とか言われて、「あっ、誤解されているかも」と。

 

新社会人の皆さんもこの挨拶まわりや営業まわりには挫折感を山ほど感じていくでしょうが、頑張っていただきたいです。私もその頃のようなに初心で。