生死(しょうじ)

金沢での旧市街は、7月にお盆を迎える。今年の8月盆、魂が戻ってきてくれて先祖に会いにお墓参りを行うはずが、「死」と関わり、送り出すことになるお盆になってしまった。

「こんな時まで仕事に行かなければならないのか」とお叱りを受けたが、黙々と対局をし、碁を並べていないと、ノイローゼになりそうだ。

囲碁を覚えてから、負けた悔しいなどと苦しいこと多かったが、今回、囲碁は苦しいことを少し和らげてくれた。

対局では勝負手を放つ前にじっと時期を待つガマンの時もある。‘死を受け入れるのには時間が解決する’  そのこらえるガマンは今のようだ。

生きている私たちは、やはり精一杯生きなければ。